セリフの溜まり場
悪女(狂気、裏切り他)
「私が裏切るなんて、想定外だったかしら。周りと同じようにあなたも、私を『可憐なる少女』だと、そう信じて疑わなかったでしょう。ふふ、残念。本当の私というのはね、他人(ひと)を蹴落として、少しでも優位に立とうとする、欲望にまみれたメス狼なのよ。ということで、早速だけれどあなたにはここで死んでもらうわ。悪く思わないで頂戴ね。さようなら」
「もしもし、私。ねぇ、私今何をしていると思う?...聴こえるでしょう?何かを切り裂く音が....。それでもわからない?そう...私ね、今、腕を切っているの、包丁で。君が会いに来てくれないから、寂しくて。今すぐ会いに来てくれなきゃ、私は出血多量で死んじゃうかも。......仕事中?そう、残念。私は明日の朝、真っ赤な湖の真ん中で包丁を持ったまま息絶えているね。じゃあね」
あ、起きた?
君ったら、いつまでも起きないからほんとに死んじゃったかと思ったよ。
ん?どうしてこんなことになってるかって?そうだなぁ…君が僕に隠れて、他の女の子と浮名を流しているからだよ。でももう大丈夫。あの子はもう…ぼくのお腹の中だから。……ふ…ふふ…あはははは!!
お兄様、さっきはごめんなさい。ついむくれて機嫌を悪くしてしまって。
お詫びといってはなんだけど、ディナーを作ったの。どうかしら。……美味しい?よかった。
ところで、さっきの婚約の話、本当に覚えていないの?……そう、残念。でも、それで良かったのかもしれないわ。だって…今夜でお兄様、私のものになるんですもの。ほぅら、体がどんどん…重たくなって…(けらけら
お兄様、起きて?お兄様ったら。
もう、ディナー中に寝てしまうなんて、だらしのないお兄様。だからお兄様はどこの骨かも知らぬ女狐に捕まるのよ。私の方が、こんなにこんなにこんなに愛しているというのに。
ここ、いい部屋でしょう?私たちのご先祖様が遺してくださった地下室よ。さて…はじめましょうか。何を、ですって?私たちの結婚式よ。ほら、あそこに祭壇もあるわ…少々黒光りしているけれど、私たちの愛の前には関係ないわね…(高笑い
でーきた♡
お兄様、どう?幸せ?お兄様を一番そばで見てきた私と一緒になれて、幸せよね?あぁ、そうか。お兄様、もう話せないのだったわ。だって…もうすっかり腑分けしてしまったのだもの。でも、お兄様のサファイアみたいな綺麗な瞳と、髪の毛、そして純粋無垢なハートだけは誰にも渡さない。お兄様は永遠に私だけのものだわ!!!!!(高笑い
せーんぱい、屋上で何をして…はぁ、相変わらずですね、高校生の分際でタバコを覚えて。え?校内は喫煙禁止だからここならいい?はぁ…ぶっ飛ばしますよ?
なに?昨日の晩はクラブでショットを十杯?おかげで頭ふらふら?はぁ…タバコの次は酒ですか。次は何です?葉っぱですか?はっぱは禁し…きゃ、なにを、するんですか!
ぁ、それはその…はぁ、バレちゃしょうがないですね。先輩だから正直に言いますよ。えぇ、はっぱです。これを吸うと頭がスッキリするんですよ。今巷の高校生のなかで流行っているんですよ?こっそり吸うの。
危ない?何を言いますか。酒やタバコよりも断然マシです。依存性もないですしね。え、そうじゃない?生徒会長が風紀を乱すな?……うるさいですねぇ、私はいいんです。
はぁ、担当の石田先生には私とxxxしたっていう弱みで釘をさしてありますし、学校主任の三条先生もあの通り、陰で吸ってますからね。
えげつないことをするなぁ、ですって?ふふ、先輩には負けますよ。なにせこの学校を力で実効支配しているのは先輩じゃないですか。それに、サツにも顔が利くとあれば、右にでる者はいないでしょう?その証拠に…何人を陰で葬り去ってきたのでしょうね。
すみません、課長。ちょっとお話しが。
…課長、私見ちゃったんですよ。三条さんが消えたあの晩、あなたと彼女が一緒にいるところ。それに、彼女に…するところも、全部。聡明な課長ならこれがどういうことか、おわかりですね?
あはは、課長脅すなんて人聞きの悪いことを言わないでください。ただ私は…これが世間に知れたらどうなるか…ふふ、そういうことです。じゃあ手始めに…5万、これで手を打ちましょう。あなたのこれからの人生を天秤にかけても安いものでしょう?
どうしたんです?こんな夜更けにまがりなりにも女の子の自宅に来て。え?話?これっきりにしてくれ?何を今更。それに…ここでやめたら、あの晩のこと洗いざらいメディアにぶちまけちゃうから♡ そうしたらあなたの人生もおしまいだね♡(あはははは)…ちょ、なにをする気!?ナイフで脅そうったってそうはいかないんだから!? 本当に色んなところに言うわよ!? い、いや…こないで…こないでよ…!!やめ、やめて! っぐ…っ
せーんぱい、こっち向いてくださいよ。どうしてさっきからりんごみたいに顔を真っ赤にしてそっぽ向いているんですか?
(それでも答えてくれない先輩に、耳元で吐息混じりに)わかってますよ。あとでちゃぁんと”処理”してあげますから…。っふ、さっきからちらちら、”お山”ばかり見ているの、知らないと思いました?